今日の一句
来年は 来年こそは 良い年に。。。
今年もいよいよ終わります。
私事でいうと、あまり良い年ではなかったですね。
8月のお盆前にかかとを骨折して、いまだに痛い!!
かれこれ半年たってしまいました。
体はなまるし、ろくな事は無かったです。
怪我なんてするもんじゃありません。。。。
皆さんは、どんな一年でしたか?
皆さんは初詣は行かれますか?
私は、毎年近くの神社にいっています。
特別朝早くから行くことも無いのですが、先日テレビを見ていたらなんでも年をまたいでお参りするのが良いという話をしていました。
日清のどん兵衛CM 「ツキを招く月見そば 篇」 30秒 / 星野源・吉岡里帆
古来の日本では、家長が大晦日から元日にかけて氏神様のもとにこもるという年籠り(としごもり)が行われていました。
この年籠りが年末年始の初詣の原型だといわれています。
やがて年籠りは、大晦日の夜・元旦の朝の2つにわかれるようになりました。
年末詣
大晦日の夜に行っていた年籠り・1年の感謝を伝える
初詣元旦の朝の年籠り・新年の無事を祈願
が由来しています。
ところが、明治時代ごろから現在のような初詣が行われるようになると、この大晦日の年籠りで行っていた
「1年間の感謝を伝える」という部分がだんだんと薄れてきました。
もともと年籠りは、家長が一年の感謝を神様に捧げ、新年の無病息災をお祈りする行事です。
近年の初詣は神様への感謝よりもお祈りの側面が強くなり、初詣ではお賽銭とともにお願い事をする人が増えています。
年末詣は「今年一年間ありがとうございました」と、神様へ感謝の気持ちを伝えることが参拝の目的になります。
コマーシャルでも、年末詣での事に触れていますよね。
今年は流行るのでしょうか?
年末詣ではいついけばよいのか?
しらべてみると、冬至を過ぎたぐらいから年末に向けての期間が良いと言うことらしいことがわかりました。
今年の冬至は12月22日でした。
毎年このぐらいに冬至を迎えることが多いので、22日を目安に年末詣でに出向くののもよいかもしれません。
でも、神社やお寺も初詣の参拝客に狙いを定めているところが多いようなので少しさみしい感じもするかもしれないですね。
私は、行く予定はありませんけど。。。。。。。。。
2年参り
初詣(はつもうで)の形式の一つである。
大晦日の深夜零時をまたがって神社仏閣に参拝・参詣する事を言う。
年をまたいで行う為にこの名がある。
単純に深夜零時頃一回一箇所の神社や寺院に参拝・参詣する場合を言うが、除夜に一度参拝してから一度家に帰り、元旦になって改めて参拝・参詣するという形式をとることもある。
2年参りと言う参拝方法もあるようでした。
でも、あの混雑の中タイミングよくお参りできる人なんてほんのすこしの人だけじゃないでしょうか?
でも、運よく2年参りで来たら来年はよいことありそうです。。 。。
除夜の鐘
年末から年始にかけて。。
と言えば、除夜の鐘も思い出しますね。。。
108回の鐘の音が年末から年明けに向けて響きます。
と言っても私はテレビでしか見たことがないと思います。
ゆく年くる年でしたっけ?
それも、最後まで見たことはありません。
寝てしまいますので。。。。。
そこで、除夜の鐘についても少し調べてみました。
除夜の鐘の始まり
除夜の鐘は、中国の宋(そう)で始まった、鬼払いの文化といわれているようです。
日本の時代であてはめてみると平安時代から鎌倉時代ぐらいの中国の王朝ということでした。
宋(そう)の国の鬼払いに鐘を撞くという文化が 鎌倉時代に、禅宗と一緒に日本へ伝わったのが始まりだといわれています。
宋(そう)では鐘の突き方にも決まりがあって
弱く撞くこと18回、強く撞くこと18回。
それを3回繰りかえす。
18回2セットを3回突く=合計108回
と言うことのようです。
日本では、禅寺で朝と夕方に二回撞いていました、室町時代には除夜だけになり、 いつしか除夜の鐘を合図に社寺へ初詣する時報のような役割も兼ねていったようです。
鎌倉時代は、仏教最盛期でもあり
除夜の鐘を鳴らすことでここに寺がありますよという布教活動も兼ねていたそうです。
除夜の鐘の突き方
出典:【東大寺】アクセス・営業時間・料金情報 - じゃらんnet
12月31日を徐日または 大晦日と言い、この日から1月1日にまたがり鳴らす鐘を除夜の鐘と言うようです。
除夜とは、除日(じょじつ)の夜のことを言います。
「除」には、古いものを捨てて新しいものに移るという意味があります。
除日とは、一年の一番最後の日という意味を表し、大晦日(おおみそか)のことをさします。
多くのお寺では107回までを旧年、そして新年を迎えるタイミングで108回目をつくのが一般的です。
では、なぜそんな年替わりの時間帯に撞くのか。
鬼門があるのは丑寅の方角。
他にも丑の刻参りという言葉もあるように、「丑寅」は不吉なものとされています。
この考えを月に当てはめると12月が丑、1月が寅になります。
そのため12月から1月に代わる瞬間に撞くとも言われています。
もともとは、鬼払いの儀式として日本に伝わってきていたようです。
でも今では、108貝鐘を鳴らす意味は人の煩悩を払うという意味で鳴らすと言うことを私は小さい時から聞かされて育ってきました。
なんでも、
人には108種類の煩悩があるので除夜の鐘の音で煩悩を打ち払う
と言ったところです。
しらべてみたら、この説以外もいろいろな説がありました。
108回の鐘の意味
その1
出典:お釈迦様のお話「ああ、そうですか」と素通りする – いいため話
仏教が誕生したインドでは、 108という数字は
たくさん
という意味を持つ数字。
そのため煩悩が108個なのではなく、多くの煩悩という意味合いで108回撞きはじめたのではないか説
その2
四苦八苦(4×9+8×9)説
ごろ合わせですね。
その3
出典:方広寺】アクセス・営業時間・料金情報 - じゃらんnet
中国では暦の12カ月、24節、72候(1候は5日)を合わせて108
108回の鐘で1年を表しているとされる説。
内訳は、
月の数と季節の数を全て足すと
12+24+72=108となります。
その4
煩悩打ち消す説①
108つの煩悩の内訳(諸説あるうちのひとつ) | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
6×3×2× 3=108 | ||||||||
6 | × | 3 | × | 2 | × |
3 |
||
人間が持つ感覚器官 | 人間が識別できる対象 | 状態や感じ 1 |
状態や感じ 2 |
時間軸 | ||||
六根 | 六境または六塵 | 三世 | ||||||
●眼 (視覚) |
色 | × | 不苦 | × | 浄 (じょう) =きよい。きれい |
× | 前世 | |
●耳 (聴覚) |
声 | 好 (こう) =気持ちが良い |
||||||
●舌 (味覚) |
味 | 不楽 | 今世 | |||||
●鼻 (嗅覚) |
香 | 悪 (あく) =気持ちが悪い |
染 (せん) =きたない |
|||||
●身 (触覚) |
触 | 苦楽 | 来世 | |||||
●意 | 法 | 平 (へい) =どちらでもない |
●六根 (ろっこん) |
人間が持つ感覚器官 感覚や意識を生じさせ、それによって人に迷いを起こさせる原因となる6つの器官のこと。 眼(げん)、耳(に)、舌、鼻、身、意とされる。 |
●六境 (ろっきょう) |
人間が感覚によって識別できる対象 上記六根で識別する六識の対象となる6つの境界。六塵(ろくじん)とも言う。 色境、声境、味境、香境、触境、法境とされる。 |
煩悩打ち消す説②
煩悩=心の乱れや汚れの事
人の心を惑わせたり,悩ませ苦しめたりする心のはたらきの
事をいいますが,その煩悩を祓(はら)うために撞く除夜の鐘の回数は
108回
とされています。
仏教では煩悩には「六煩悩」があると言われています。
「六煩悩」とは
貪・瞋・癡・慢・疑・悪見
とん・じん・ち・まん・ぎ・あくけん
と読みます。そして意味としては。。。。。
・貪(とん) =欲が過ぎる。
・瞋(じん) =怒りの心。
・癡(ち) =愚か。
・慢(まん) =慢心の心。
・疑(ぎ) =疑い。
・悪見(あくけん)=思想的に間違っていること。
そして「六識」という基本的な感覚があるといわれています。
- 眼
- 耳
- 鼻
- 舌
- 身(触覚)
- 意(認識・推論)
の6つの器官があり
- 視覚
- 聴覚
- 嗅覚
- 味見
- 触覚
- 思惟
が生じるのです。
この六煩悩と六識が
- 過去
- 現在
- 未来
におよぶとされ
6 × 6 × 3 =108回
(六煩悩) (六識) (過,未,現)
と言うことのようです。
私が、教えられていたのはこの煩悩説のようでした。
皆さんはどの説がお気に入りでしょうか?
それにしても、なんかうまいこと108と言う数字に結びついてます。。。。
私は特に宗教家ではないのでややこしいです。
ニホンの神様・聖地マップ 神話の系譜・祭りを知り、神社をめぐる (「わかる!」本)
- 作者: 記紀と神社をめぐる会
- 出版社/メーカー: メイツ出版
- 発売日: 2015/07/05
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
最後までのお付き合いありがとうございました。